小陰唇縮小小陰唇切除膣縮小｜Ｑ＆Ａよくある質問とその答え

両脚を閉じても大陰唇から小陰唇がハッキリはみ出ている人、小陰唇の先の黒ずみが目立つ人が適応です。

大陰唇がシワシワ、または大陰唇と小陰唇の間が皺（しわ）になっていて、みすぼらしい感じを改善させたい人が適応です。

通常ありませんが、弛めな人がいるのも事実です。また直腸膣弛緩症という病気もありますが、これは直腸と膣壁の弛緩で、広膣のことではありません。

ヒアルロン注射を粘膜下に打って狭くするものですが、十分な効果は出ませんし、後で吸収されて効果はなくなるものです。

小陰唇は基部から少し残しますし、通常の姿位では膣口が閉じる状態ですから問題ありません。

小陰唇は局所麻酔、膣縮小は硬膜外麻酔で行います。膣縮小を局所麻酔で行うのは筋層からしっかり縫い縮めるにはやや無理があります。

小陰唇は敏感な部分ではありますから、局所麻酔に緩衝液を混和させて行う方が楽です。術前内服薬で傾眠を計ることも大事です。

硬膜外麻酔が下肢の後面およびお尻にも効き、同部の力が入りませんから、約2時間ほど休んでから帰宅します。

手術前は前日夜中から絶食で当日手術前数時間から絶飲が原則です。

小陰唇ならクリトリス包皮も取るか、膣縮小なら、粘膜後壁のみの縫縮か肛門挙筋まで縫い縮めるかのパターンがあります。

婦人科用手術台に上がり、上向きに寝て、専用の足代に脚を載せる時、砕石位をとったと言います。

小陰唇は４５分、クリトリス包茎も加えると１時間。膣縮小で膣粘膜後壁の縫縮までなら1時間、肛門挙筋まで縫い縮めるのは１．５時間です。

手術中は腫れで見た患者さんはよく分からないですし、見た目に身持ちが悪いものです。

１週間以後なら大丈夫ですが、それは中縫いしているからです。しかし３週間位までは気をつけた方が無難です。

痛みは意外に軽いものです。処方した痛み止めの内服で十分です。出血は３日くらいまでは少し血がにじむ傾向です。

小陰唇縮小も、膣縮小も手術翌日からシャワーOKですが、入浴でしっかり温まるのは、1週間経ってからにしましょう。

大まかな目安ですが、術後３週間以降なら大丈夫です。

通常は溶ける糸を使います。溶けない糸で縫合した場合は、術後１０日位で抜糸に来院して頂きます。

場所的に原始的なところとでも言っていいものか、傷は馴染んでほとんど目立たなくなります。

小陰唇は２０歳以前の時の長さに、大陰唇も若い時のハリのある感じになりますから、アンチエイジングとも言えます。

感度は良くなるようです。もちろん相手（男性）には、大変良くなります。

普通に出来るようです。しかし赤ちゃんの頭部が通る時、また膣が弛んでしまうものです。

経膣分娩をしない限り、効果は永続的と言えます。ただ厳密には術後早期に性交渉をする過程で少し弛みます